平成18年春に開業しました。
生まれ育ったこの街で人とつながり、
街とともに歳を重ねていきたいと考えています。
ひろさわ内科医院

最新情報

2015.05.01 ホームページが公開されました。 いままでもホームページはあったのですが、更新の仕方すら忘れ、 おまけにOCNからHPのサービスを中止するので、と通告もあり、 どうしようかと思ってましたが、今年のGWにつくってみました。 よろしくお願いします。

柏崎・刈羽原子力発電所の再稼働を県民投票で決めましょう

【はじめに】

 この度の能登半島沖地震で被災された皆様、ならびにご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。そして皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 今回、能登半島の志賀原発が動いていなかったことは不幸中の幸いでした。

 この度の震災から、いったん大規模な地震が発生したら、建物は倒壊し道路は寸断され電気、ガス、水道も止まり、十分な被災情報も届かず住民は孤立することがわかりました。もし原発が動いていたらどうなったでしょうか。

 安全に避難することが不可能であることは明白です。

 柏崎刈羽原発は世界最大の原発です。いったん事故が起これば被害はけっして刈羽村の方々、柏崎市の方々だけにとどまりません。

 新潟県内で子育てをしているすべてのお母さん。

 子供たちを外で遊ばせることができなくなったり、毎日の食べ物が安全なのかを心配する日々に不安はありませんか。

 新潟県は福島第一原発の事故を受けて、(1)福島第一原発事故の原因の究明、(2)住民の健康や生活への影響、(3)原発事故時の安全な避難方法 のいわゆる3つの検証が終わらなければ再稼働の議論はしないと言ってきました。

 今回の能登半島沖地震で(3)安全な避難方法を計画することは不可能であることは明白です。

 医師として新潟県民の命とくらしを放射線被ばくから守りたいという視点から、柏崎刈羽原発の再稼働の是非を、新潟県民全体の意思として県民投票で決めることがふさわしいと考えます。

【原発事故は複合災害です】

 これまで国内で発生した大規模な地震の際は瞬時に家屋は倒壊し、道路は寸断され生活インフラも崩壊しました。あるいはロシアに侵略を受けたウクライナに見るように、他国からの大規模テロなどによる場合も生活基盤の破壊は甚大と考えられます。

 柏崎刈羽原発に限っては大きな地震は来ないと言えるでしょうか。

 新潟大学立石雅昭名誉教授ら専門家の判断では、柏崎刈羽原発敷内の断層が活断層である可能性が高いと指摘されています。

 また能登半島から佐渡沖にかけて、また刈羽、柏崎を含む新潟県沿岸の活断層の存在が指摘されいつ地震が起きてもおかしくないことがあらためて分かりました。

 さらに新潟県で予想されている最大の地震は「長岡平野西縁断層帯という大きな活断層による地震で柏崎、刈羽では震度7が予想されています。この活断層が地震を起こせば新潟県内広範囲に甚大な被害が及び、柏崎刈羽原発も無事ではありません。

【被害は全県へ】

 新潟県では、春から秋には南より又は西よりの強風や暴風が、冬には西又は北西の強風や暴風がふき、年間を通して風が強く、柏崎刈羽で事故が起きた際は上越から中越の広い範囲に放射性物質が飛散する可能性があります。また台風が日本海を通過すれば南西の強風がふき、被害は下越全域にも広がります。県内に安全な場所はありません。

【失われる日常生活】

 新潟県は農業、漁業が盛んで食べものがおいしい県として知られています。

 新潟県内で作られる「コシヒカリ」はその品質の良さで特Aランクとして広く市場に出回っていますが、いったん事故が起きれば放射能汚染による実質的、あるいは風評被害により大きな被害が予想されます。

 新鮮な魚、佐渡や村上の牛肉、様々な果物など、これまで当たり前の日常が失われてしまいます。

【柏崎刈羽原発はそもそも安全なのでしょうか】

 柏崎刈羽原発には7基の原子炉があります。そして2007716日の中越沖地震によってすべて停止しています。この時の地震の揺れは7つの原子炉建屋すべての耐震設計値の最大3.6倍も上回るもので、そもそもの耐震構造が不十分でした。

 その結果運転中だった3号機からは火災が発生。

 すべての原子炉建屋で、使用済み核燃料プールからの放射能を含む水があふれでました。そして停止中だった6号機の原子炉建屋内からは放射能を含む水があふれ出て、海水に流れ出るという放射能漏れを起こしました。

 運転中であった7号機からは放射線ヨウ素および粒子状放射性物質が放出されました。

 6号機と3号機の原子炉建屋内の破損も見つかっています。

 そして発電所への外部電源4系列のうち2系列が使用不能になるなど発電所構内の損壊も見られました。

 もう少しで大事故というところでした。本当に運がよかったのです。

【もう地震は大丈夫?】

 東京電力はその後、2013年に国が定めた新しい規制基準に適合するように屋耐震補強工事を行いました。原子炉建屋は1200ガルの揺れにも耐えられます。しかし先日の志賀原発周囲では震度5なのに2800ガルもの大きな揺れを観測しました。その結果5台の外部電源のうち2台が損傷しいまだ復旧せず、あわや福島の二の舞かと危惧される状況もありました。

 柏崎刈羽の耐震性は大丈夫なのでしょうか。

 建屋外部の配管などの耐震性はこれまで通りです。原子炉建屋の耐震性が改善しても原発施設内に張り巡らされた、膨大な距離に及ぶ配管の耐震性は以前と変わりありません。配管は中性子にさらされ続け、運転開始から37年が経過し経年劣化は避けられません。

 福島第一原子力発電所の事故はなぜ起きたのでしょうか。

 原子炉を冷やすすべての外部電源の喪失したことが始まりであって、そもそも原子炉建屋の損傷ではありません。電力を失い冷却することができなくなった原子炉では、高熱のウランが溶け出しメルトダウンを起こしました。6つの原子炉のうち4つでメルトダウンを起こし、3つの原子炉が爆発しました。

【健康と生活被害】

 もし柏崎刈羽原発の再稼働で事故が起きたときの健康被害はどうなるでしょうか

 特に小児では甲状腺がんが心配されます。小さなお子さんを持つお母さんたちは不安ではありませんか。

 福島の原発事故で福島県は避難が終了したと宣言していますが、いまだに27,000人以上が避難を続けています。原発事故は終息の先をなかなか見通せず生活再建も十分ではありません。地域社会とのつながりも失い、健康のみならず生活全般への被害は多大です。

 人は病めば治療をします。でも大切なのはその前に病気のもとを断つことです。

 「柏崎刈羽原発の再稼働」が再稼動したらどうなるのか。
 これは新潟県民全体の問題です。

オンライン資格確認について

さて保険証をなくしてマイナカードで受診するように盛んに宣伝されています
本当に大丈夫?と思っている方と、ぜったい問題があると持っている方が多いと思います
当院もマイナカードでのオンライン資格確認を行う体制を有しています
その際に、受診歴、薬剤情報、特定健診の結果情報その他の必要な情報を取得・活用して診療できます
でも今まで通りに保険証がいいなという方は、危なっかしいしなくしたら大変なマイナカードではなく。保険証でも診療していますのでこれまで通りに受診していただいて結構です

当院ではマイナカードにかかわらず、患者さんの診療情報を取得、活用することにより質の高い医療の提供に努めています
日々の診療のためには正確な情報が必要です
そのためにマイナ保険証によるオンライン資格確認の利用に限らずご協力をお願いします

「かかりつけ医」としての取組について

当院では地域の「かかりつけ医」として以下の取組を行っています
1 受診されているほかの医療機関から処方されている医薬品についても把握し、必要な服薬管理を行っています。そのため受診の際は必ず「お薬手帳」をお持ちください
2 健康診断の結果に関する相談など、健康管理に関するご相談に応じています
3 保健・福祉サービスの利用に関するご相談に応じています。また適切な相談窓口をご案内しています
4 夜間・休日のお問合せへの対応を行っています(診療の電話相談の他、歩ける場合の方では多くの場合急患センターをご案内していますが、訪問診療を行っている患者様の場合は夜間・休日の臨時往診も受けています)
5 必要に応じて専門の医師・医療機関にご紹介します

下記のサイト「かかりつけ医機能を有する医療機関」より
地域の医療機関を検索することができます

「にいがた医療情報ネット(医療機能情報公表ページ)
http://qq.niigata-iyaku.jp/qq15/qqport/kenmintop/

新型コロナウイルス感染症を疑われる方の診療について

まだしばらく終息の兆しがみられません
風邪症状がある方、発熱されている患者様につきましては受診の前にお電話をください
他の患者さんたちとの接触がないように拝領したいと思いますのでご協力お願いします

コロナウイルスもしくはインフルエンザ感染が強く疑われる方は
こちらで抗原検査もしくはPCR検査を行っています
検査は保険診療になります
検査を希望されない方はその旨お伝えください
診察は診察室とは別の場所で行いますので受付の方の指示に従ってください
診察場所を別にしたため、現在は時間によって発熱患者さんを分けてはいません
順次診療しますが検査に時間がかかるため、午前は11時半までに、午後は17時半までにお越しください

診療時間の変更について

これまで「発熱者外来」として
 11:30からと 17:30からの受付を行っていましたが
 診察場所を分離したため時間にかかわらず診療をしています
 ただし必ず事前にお電話をお願いします

「福島は語る」ZOOM上映会を開きました

2020年5月にクロスパルで上映会を予定していましたが
新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のため中止となりました
この度は感染防止のため ZOOM を利用して
2021年4月10日(劇場版)
2022年3月19・20日(完全版)のWEB配信をしました
現在原発の被害を逃れて避難している福島県の方は
全国に7万人を超えます
新潟だけでも2000人以上が暮らしています
この人たちの日常を追ったドキュメント映画です
多くの方に参加していただきました

映画の公式サイトを掲載します
 http://doi-toshikuni.net/j/fukushima/
今後も予定してまいります
開催は不定期ですのでときどきHPをご確認ください

安保法案と共謀罪法案は憲法違反です

2013年、特定秘密保護法が成立公布
2015年、戦争につながる安保法案が通過
2017年、共謀罪法が成立
このいずれも憲法に違反していると思います
この国はどこに向かうのでしょうか
まともな論戦もないまま国民の自由を奪う法案が可決されていきました
担当の大臣すら理解できてない法案もありました
憲法違反だと声をあげ続けなければと思います

自分一人では何もできない
そう思っていましたが
安保の時、自分の娘がひとりで国会前に出かけていると聞いて
何度か集会やデモにも参加してきました 
自分もなにかしたいと
プラカードを持って一人で立っていたこともあります
残念ながら法案は通ってしまいました
でも、違憲の法案である以上
執行させないように監視したり、
うそや欺瞞を言わない政治家を選ぶことができます
平和を願う人たちの声は世界中に発信されて
強引な政治を行う政治家たちにとっては
これからは国際的な信用にかかわり 
きっと足かせになると思います
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